[とびうお]

ホントビともいう。
外洋性で4〜7月の産卵期のときだけ接岸し、海藻に卵を産みつける。流し網でとられ、全長は35cm位。胸ひれが長く、空中を滑空(高さ2m、飛距離400mに及ぶ?−そんに飛んだら干物になっちゃうよ!−)するトビウオ類は日本近海に二十数種いるが、水産上重要なのはホントビのほか、ホソ、ツクシ、アリアケ、ハマトビウオなど。
春から8月ころまで、魚屋の店頭に姿を見せるが、産卵を終わり、栄養状態が回復する夏が旬。
脂質が少なく、味は淡泊。地方によっては、すし種に用いたり、干物などにする。
鳥取のアゴちくわは、トビウオを材料にしたもので美味。トビウオは、身がやや堅く、さっぱりしているので、やや濃い目の味付けに仕上げたり、下味をしっかりつけるほうがよい。
小骨が多いので少々食べにくいが、塩焼きにしたり、三枚におろし、骨切りをして、醤油、酒で下味をつけて片栗粉をまぶし、やや高温の油で揚げるたりすると美味い。
小骨が多いので少々食べにくいが、塩焼きにしたり、三枚におろし、身のほうに細かく深い切り目を入れて骨切りし、醤油、酒で下味をつけて片栗粉をまぶし、やや高温の油で揚げるたりすると美味い。
◆トビウオの団子汁
(1) トビウオ1匹は三枚におろして包丁で身をこそげ、たたく、中骨は焼いて3つに切る。
(2) すり鉢に魚、味噌大、生姜汁少量を入れてよくすり混ぜ、酒を加えてさらによくする。
(3) 水、昆布、中骨でだしをとる。(3) を団子にしてだしに入れ、3〜4分煮る。生椎茸を加え少し煮、塩、醤油で調味する。
(4) わんに盛り、ゆでたさやえんどうと生姜を添える。

◆トビウオの唐揚げ
(1) トビウオは、うろこ、頭、わたを除いて三枚におろし、骨切りをする。
(2) を一口大に切り、塩、酒をふる。
(3) (2) の汁気をふき取って全体に小麦粉をまぶす。
(4) 揚げ油を180度に熱し、(3) を入れて九分どおり火が通ったらいったん網に取り、食べる直前にふたたび揚げる。夏みかんとおろしたキュウリに酢、醤油、塩を加えた緑おろしを添える。