[本まぐろ]
外洋性大回遊魚の代表である。クロマグロ、メバチ、キハダ、ビンナガ、コシナガなど昔からなじみ深いもののほか、ミナミマグロ、大西洋マグロなどがある。
クロマグロは本マグロともいわれもっとも珍重され、全長3m、体重300kgにもなりマグロの仲間で最大。5〜6kgの幼魚はメジマグロと呼ばれ、成魚に比べると身が柔らかく脂ののりも少ない。
旬は冬で、クロマグロはマグロ類ではもっとも美味、腹側のトロは脂肪含量が40%にものぼり、まさに絶品。近海物の生の入荷は少なくまさに貴重品、大部分は遠洋で漁獲された冷凍品で、身の変色を防ぐためマイナス35度以下、場合によってはマイナス50度以下の超低温で保存される。
近年では海外から氷蔵で空輸されるものもある。
マグロといえばやはり生で、刺身、すし種、山かけなどにして、わさび醤油がもっともよく合う。
刺身にするときは、薄く切らないで、厚さ1〜1.5cmの平作りや角作りにする。当然焼いても良し、この他、噛み切れないほどの筋の部分は、細切りにして「ねぎま」という鍋物にする、ネギとマグロの脂肪をいっしょにして、すき焼きのように煮て食べる。
◆マグロの生姜焼き
(1)マグロの切り身は、醤油、酒、砂糖を合わせたタレの中につけて10〜15分おく。
(2)フライパンでサラダ油を熱し、マグロの汁をきって入れ、魚を動かしながらきれいな焼き目がつくまで焼く。裏返して裏も同様に焼く。
(3)小なべに酒、醤油、砂糖、生姜のせん切りを入れて5分くらい煮る。
(4)器に焼いたマグロを盛って(3)をかける。

◆マグロの山かけ
(1)マグロを1.5cmの角切りにし、醤油少量をまぶして下味をつける。
(2)山芋は皮をむいて酢水につけ、水けをよくきって目の細かいおろし金ですりおろす。
(3)のりを軽く火であぶって細く切る。
(4)器にマグロをこんもりと盛り、山芋をマグロが少し見えるくらいにかけて、のりを散らし、ワサビを少々、これに醤油をかけて食べる。