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北海道南部から九州まで各地の潮問帯から水深40m位までの岩礁にすむ。東北、伊勢、瀬戸内海、九州に多い。 ここ岩船地方では夏場、サザエ、カキなどと一緒に沿岸の岩場に潜って獲る。普通のインガイより殻が厚く、大きい。当然、中の身も大きく食べ応えがある。 近似種のムラサキイガイはヨーロッパ原産で、海運に伴って世界中に広がったとされる。北方系で千島、北海道には以前から分布していたが、1920年代に本州中部に出現、その後全国に分布を広げた。欧米でも好んで食べられる。潮通りのよい浅海の岩礁に付着群生する。 |
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| 近年、海の汚れなどあり、加熱して食べたほうがよい。もちろん、清澄な海域からのものは、生食がよく、橦赤色の肉はなかなか美味で、刺身やすし種にも適する。殼の腹縁前方から黒い足糸が出て、別名ニタリガイ、ヒメガイと呼び、婦人は共食いといい嫌う地方もある。 |
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| 殼つきのままきれいに洗って蒸し煮にし、洋酒のおつまみに。蒸し煮にしたときに出た汁にサフランやオレンジの皮などを加えて煮詰めたものをソースに利用するとよい。 ゆでて身をはずし、若布やウドといっしょにワサビ入りの三杯酢であえると和風の味。 |
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| ◆ムール貝のにんにくバター焼き (1) ムール貝はよく洗って殻をあけ、ひもの部分を除いて手早く塩水で洗い、水けをよくきって殻にのせる。 (2) にんにくバターを作る。小さなボールにバター、にんにくとエシャロットとパセリの各みじん切り、レモン汁、塩、白こしょう各少量を入れ、クリーム状になるまで練り混ぜる。 (3) (1) のムール貝を天板に並べて白ワインをふり、にんにくバターを等分にのせてパン粉をふりかける。 (4) 天火を200度に熱して上段に (3) を入れ、4〜5分焼く。 (5) 温めた皿にパセリを敷いて (4) を放射状に盛りつける。 パセリを敷くと、彩りがよいだけでなく、貝殻の安定もよい。エシャロットは姫らっきょうともいい、ねぎの仲間。手に入らないときはあさつきの白い部分を使う。 |
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