[ふぐ]
フグ亜目の魚の総称。卵円形または長楕円形。
歯は癒合(ゆごう)してくちばし状で強い。
胃に膨炊嚢(のう)があり、水や空気を吸い込み、体を人きくふくらますことができる。
トラフグ(北海道からシナ海)、マフグ(日本各地、東シナ海)、アカメフグ(本州中部太平洋岸)、ヒガンフグ(北海道南部から東シナ海)、ショウサイフグ(東北から九州)などが重要種。
"フグは食いたし命は惜しし"。内臓に猛毒テトロドトキシンがあり注意が必要。肉には毒はないが、種類や季節によって変動するので、家庭で料理することは禁物。トラフグ、マフグ、ショウサイフグをおもに食用とするが、トラフグがもっとも美味。脂の少ない透明な白身の肉は淡泊なうま味がある。グルタミン酸、イノシン酸を中心に、タウリンなどが味をまとめていると思われる。旬は厳冬。
ポン酢で食べるちり鍋がおいしい。汁に味が出るので、最後にご飯を人れて雑炊にし、卵でとじるとよい。卵巣や肝臓に猛毒があるので、かならずフグ料理の免許を持った調理人が下ごしらえしたものを求めること。